高校入試における採点方法やコネ合格の有無などについて、現役教員である私が個人的な感想を述べさせてもらいます。
採点方法
高校入試の採点方法は学校にもよるとは思いますが、基本的には非常に丁寧なチェック、点検が行われています。
色ペンを3種類か4種類用意し、一人目、二人目と色の異なるペンで採点していきます。
さらに小問ごとに点数を出し、これも何人も回してチェックをしていくことになります。
採点、点検、再点検までを一日で行ったあと、日をまたいでから再々点検というものをします。
採点については基本的には当該教科で採点基準を作成し、副教科の先生が点検や簡単な記号問題の採点をすることになります。
定員の少ない学校であっても非常にしんどい作業になるので、募集人数が多い学校の場合は本当にタフな仕事となります。
個人的には本当に嫌な仕事のひとつになります。
判定会議
まずは最初にボーダーの確認を全教員でした後、そのボーダーに乗る受験番号を確認します。
全教員で判定することになるので「コネ合格」というのは基本的に不可能であると言えます。
ちなみに、保護者が教員として働いている場合入試業務からはずされることになります。
もしも私がその立場になったら、ラッキーではありますが手伝えないもどかしさと申し訳なさ、そして自分の子供の成績を見られる変な恥ずかしさを感じることになるので極力避けたいですね。
まとめ
少なくとも私が見てきた入試の現場は非常にクリーンかつ丁寧すぎるほど丁寧でした。
ただし、一人目が採点したあとに別の人が採点することになるので、二人目の気持ちとしては「一人目の採点が正しいか確認している」になってしまいがちなので、一人目が間違っていることを見逃しやすくなる。
精神疲労が半端ではないので、理想としては主にマークシート。部分的に記述。というのが理想ではある。
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